動脈硬化に良いと言われた赤ワインに含まれているポリフェノール、目に良いと言われたブルーベリー、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるフラボノイドや、カボチャやニンジンに含まれているカロテン類、これらがファイトケミカルです。また、野菜や果物に含まれる色素成分がファイトケミカルの正体です。ファイトケミカルは、植物の香りや色のもとになっているものが多いようです。
人間は、ファイトケミカルを作り出すことが出来ないので、野菜や果物からファイトケミカルを摂取して抗酸化力や免疫力をアップさせ、生活習慣病やアンチエイジングに活用します。
7色の食材からまんべんなく食べることで、自然とバランスが良くファイトケミカルを摂取することができます。
その7色とは、赤・橙、黄、緑、紫、黒、白です。ここで簡単に紹介します。
赤:トマト(リコピン)は抗酸化力が強い 唐辛子(カプサイシン)は脂肪燃焼率をアップさせます。
橙:にんじんやカボチャ(ベーターカロチン)体内でビタミンAに変換され、目や皮膚、粘膜の健康等免疫力アップ
黄:とうもろこし、ほうれん草、ブロッコリー(ルティン)目の健康に有効で加齢に伴う眼病の発生率を下げる
緑:ピーマンやオクラ(クロロフィル)葉緑素とも呼ばれ、抗酸化作用、消臭殺菌に効果があり体臭・口臭を抑えます。
紫:ブルーベリー、茄子、黒豆(アントシアニン)ポリフェノールの一種で目の疲れや視力低下などを防ぎます。
黒:緑茶(カテキン)抗菌作用、その他ジャガイモやごぼう(クロロゲン酸)活性酸素を除去する作用や血糖値抑制
白:にんにく、ネギ(メチルシステインスルホキシド)がんの発生や増殖を防ぐ働きを持つ
その他、大豆などのマメ科の植物に多く含まれる(イソフラボン)動脈硬化や高血圧、骨粗鬆症の予防等、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがある。
栄養バランスの良い食事を!ビタミンやミネラル、食物繊維を意識して摂取
5代栄養素(糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)を過不足なく摂ることがバランスのよい食事です。特に食物繊維が不足しがちとなるため1日20~25gを意識して摂取、動物性脂肪や塩分の摂取量を抑えるようにしましょう。
日本人に不足がちなミネラルやビタミンは、小魚や海藻、ほうれん草、小松菜、レバー、大豆などから摂取しましょう。