死の四重奏とは、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満症で死に向かう序曲が奏でられる病気です。
一般的にこれらの病気は「生活習慣病」と言って、飲食・喫煙・運動・休養などの生活習慣やストレスによって発症・進行します。昔は生活習慣病を「成人病」と呼んでいたのですが、現在では小・中学生にも発症することがあることから名称が名称が変わりました。
現代は、人が動かなくとも物事を簡単におこなうことができるため、運動量が減少する。
欧米の食文化(高たんぱく、高エネルギー)が入ってきて、動物性脂肪の過剰摂取になってしまう。
結果、肥満になってしまいます。ご自分が肥満かどうかを判定する方法としてBMI(Body Mass Index)体格指数判定法を用います。BMI数値=体重(Kg) ÷身長(m)2で肥満度を確認してみます。
成人の場合、理想的なBMIは「22」で病気になりにくい数値です。一方「25」以上になると肥満と判定され、生活習慣病にかかるリスクが高くなります。
体脂肪率による肥満度 | |||
性 別 | 年 齢 | 適正値の範囲(%) | 肥満度(%) |
男 性 | 30歳未満 | 14~20 | 25~ |
30歳以上 | 17~23 | ||
女 性 | 30才未満 | 17~24 | 30~ |
30才以上 | 20~27 |
肥満といっても、脂肪が付く場所によって、内蔵脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満があり、内臓脂肪型肥満の方が生活習慣病を招きやすい。ただし生活習慣の改善(食生活・運動等)で減らしやすいと言われております。よく私は、毎週1回スポーツジムで運動してるから大丈夫という方がいらっしゃいますが、運動を3日間やらないともとに戻ってしまいます。
毎日1時間程度ジムで運動することがベストかもしれませんが、1日おきで運動すれば効果は出てくるかと思います。